2014年9月13日土曜日

現実と向き合う


実は昨日、父が入院しました。
そして、今日、心臓カテーテル検査が無事に終わりました。

カテーテルは、部分麻酔で30分くらいで終わり、
車椅子に乗せられた父が笑顔で処置室から出てきた姿を見てホッとしました。
医療って確実に進歩しているのですね。
先生が動画を見せながらいろいろ説明してくださいました。

今月はじめに先生に見てもらった時、すぐにでも検査入院してくださいと言われ、
カテーテルはまれに血管が詰まってやぶけ、突然死の可能性もあると言われたらしく、
検査とはいえ心配していました。

手首から血管に管を通して心臓の血管や血流を見るとか、想像できないし。。。

そんなことがあり、今週は不安な日々を過ごし、
大丈夫だと思いつつもいらんことを考えしまい、疲れました。(^^;)

「死」は、ある日突然、そこに現れることもあるけど、
「死」は、一段一段と階段を降りていくように、自分の方から近づいていくんだなって。
近所の誰かの死、祖父母の死、知り合いの死、親の死というように
遅かれ早かれ「その時」は訪れるんだなって。
そんなことを改めて考えました。

家族や友人、これまで出会った人々…
どの人たちも数年間、人生が重なるだけで、ずっと一緒にはいられない。
永遠じゃないこの日々を、終わりに向けて生きているんですよね。

病院にはたくさんの患者さんがいて、健康であることが当たり前じゃない人がたくさんいる。
毎日病気と戦いながら生きている人がたくさんいる。
生まれつき病気の人や障害がある人もいる。

今、健康な私たちは病気にならないようにすることが大事ですが、
もし、自分が病気になったとしたら、体が動かなくなったとしたら、
身近な人が病気になったとしたら、
家族を介護しなければいけなくなったらどうするか。
どう向き合っていくか。 

人生だって、仕事だって、恋愛だって、山もあれば谷もある。
出口が見えないトンネルを歩いてるようなときも、必ず訪れると思う。

だけど、そこで現実とどう向き合えるか。

誰かが死ぬなんて想像したくないし、考えたくもない。
しかし、それと向き合わなければいけない時が、生きていれば必ず訪れるわけで・・・
さよならの準備なんて到底できないけど、
何かをきっかけに今ある日常は当たり前じゃないんだと感じることはできます。

今回、もしかしたら父が死ぬかもしれないと初めて本気で考えたけど、
私が思ったのは、どんな状況になったとしても、どんなに辛く悲しいことが起きたとしても、
私は、目の前の現実に向き合い、「今、やるべきこと」をやるしかないと思いました。

そんなり方でいられる自分になろう
誰かの支えになれる強い自分になろうと思いました。
でも、辛いときに誰かを頼ることも忘れないようにしたい。

健康で楽しい日々が少しでも長くつづきますように☆
今日は熟睡できそうです。
おやすみなさい。


erica