「失って始めて気付いた・・・」なんてよくいうけど、
かなしいかな、それって本当だと思います。
本当は、失う前に気付かなくちゃいけないのにね。
人って「ない」と認識しないとそれを探さないんだなーって、思ったんです。
私は、この旅でETCカードを忘れたことに気付きました。
私は当然お財布の中に入っているものだと思っていたので、
カードケースに入れ替えたことに気付いていませんでした。
ETCカードは、私が「ない」と気付くまでは「ある」存在だったんです。
でも、「ない」ってことに気づいた瞬間、
私の現実からETCカードはなくなりました。
なんかうまく説明できてなくてあれですけど…(^^;)
これは違う見方をすると、私は「ある」ということについては、
あることにすら気づいてないってこと？
「ある」ことっていう認識すらしていないのかもって思ったんです。
ということは、認識できていないものこそ、「ある」ってことなんじゃないかなって。
例えば、才能や、お金や、愛情もなにもかも！
日本に生まれただけでも、豊かで幸せがいっぱいです。
海外に行くと日本の素晴らしさを実感します。
日本では当たり前のことが当たり前じゃないと分かるから。
「ない」ってわからなければ、「ある」ことに気付けないことが多い。
免許なんかは、今じゃ「ある」ことが当たり前になってきているけど、
前に勤めていた会社にいたときに免許を取らせてもらわなかったら、多分一生取らなかったはずで、
そしたらこの旅も実現していなかったし、
これまで車で訪れた場所には行くこともなかったと思います。
山奥の道や海沿いの道を走って綺麗な景色を見ると思うんです。
車を運転できる人生でよかったなって。
だけど、自分のことについては、「ない」ことを前提に考えてしまうことが多いから不思議。
人と比較したり、自信がなくて、「ない」ことに目を向けてしまいがちだけど、
今「ある」ことをちゃんと自覚することも大事だと思いました。
私たちは、いろんなモノを既に持っているのかもしれません。
そのことに気付くためにも、いつもいる場所を離れてみるのは大切かも。
田舎や島に行ってみたり、海外に行くと、普通に過ごしているだけでいろんな気付きが得られる☆
erica