2014年10月19日日曜日

For the first time

人生というのは不思議なものですね。絶対に予測できないことが起こる。
でも、問題はその予測のつかないことにどう向き合い、対処するか、ということだと思います。

いろいろな経験を重ねていくうちに、はじめはすごくすごくドキドキしていたことがそうではなくなってしまう。
それはとても幸福なことなのかもしれないけれど、不幸でもあると思います。
そして、そのことを思う度に、私はいつもはじめてのことを思い出します。

はじめて自転車に乗ったとき
はじめて制服を着たとき
はじめて飛行機に乗ったとき
はじめてヒールを履いたとき
はじめてお化粧したとき
はじめて好きな人とデートしたとき
はじめての仕事
はじめての海外
はじめての一人旅
はじめて車を運転したとき
はじめてアクセサリーショップを立ち上げたとき・・・


どれほどの期待とドキドキと緊張感を膨らましていたか。
そして、その気持ちをいつまでも忘れたくない!と思いながら、薄くなっていく記憶と戦うのです。

LARIMARを立ち上げ、2年目になりますが、1年目とは明らかに違いを感じます。
1年目と2年目は、時の流れの速さが全然違うように感じます。
まだ3ヶ月、まだ半年、やっと一年、という感じだったのに、今は「まだ」が「もう」に変わりました。
それは、1年目はやることなすことが全てはじめてのことだったから。
手探りで進んでいたから。

2年目の今は、その経験をした自分がいるから、だいたいどんなものか予想できるようになりました。
力の抜きどころも調整できるようになったので、そういう意味では感覚的にずいぶん楽になったといえます。

同じ時間なのに、こんなにも感覚が違うものかと驚くと同時に、
去年は本当にいっぱいいっぱいだったんだなあと感じます。(^^;)

「はじめて」の持つ新鮮さや眩しさというのは、いつかは消えてなくなってしまうのですね。
でもそれは、熟練へのスタートでもあります。
経験を踏まえ、もっとよくしていくことができる。

会社員であれば、「新入社員」「新人」と呼ばれる時間はあっという間に終わる。
同年代は、もう「中堅」と呼ばれる世代になっています。
多分、本当に楽しいのは「これから」。

結婚生活とかもきっと同じで、最初は新鮮でドキドキしていたものが、
気付けばそれもなくなっていくものなのでしょうね。

そして、戻りたいと願っても、戻れないのが「はじめて」なんですよね。
誰でも一度は通る道。
そして、それは戻れないから価値があるのでしょう。

だからこそ、どうしたらその「はじめて」の気持ちを持ち続けられるのだろう?と思うのです。
そして、そのはじめてのときの記憶は、時々傲慢になりそうな自分にブレーキをかけてくれているような気がします。

自分にとっての「はじめて」をあと何回経験できるだろうか。
まだまだたくさんのはじめてに出会うためにも、いろんな経験をしたいな☆


なーんて、そんなことを考えていたらもう朝です。(^^;)
昨日は風邪っぽくて、変な時間に寝たりしていたから。

今日もゆっくりはじめましょう。(^^)


erica