2014年8月30日土曜日

価格の決め方

LARIMARのアクセサリーは高いですか?安いですか?
 

アクセサリーの価格を決めるとき、原価や製作費から割り出して販売価格を決めています。
しかし、当初はとりあえずネットで似たような業種を調べて、これくらいが相場だから・・・
という感覚で値段をつけていた時期もありました。

この価格で売れるか自信がないからこれくらいでいいかな・・・とか。
以前、ある人に、「これからは、どれだけ価格を上げていけるかがポイントだと思う」と言われました。
その時はその意味が分かっているようで分かっていなかったように思います。

正直な話、価格を下げることは簡単です。
利益などまったく考えなければ、材料費のみの価格で販売することもできなくもないのですから。
しかし、お店を運用していくにはそうもいきません。

一方、価格を上げるというのは、簡単なことではありません。
かなり勇気がいることです。
そのものに価格以上の価値がなければ、お客さまに選んでもらえないからです。
だから、価格の高さに不安になってしまう。
しかし、価格の高さに不安になる前に考えるべきことがあるのではないかと思いました。
それは、価格以上の価値をどうやったらつけられるか?ということ。
最近は、ハンドメイドが流行っていて、パーツを販売するお店も増えています。
ちょっと器用な人なら、そういうお店で材料を買って、自分でシンプルなパールのピアスを作ろうと思ったら、多分500円以内で作れてしまいます。
そう考えると、3,000円のピアスは高いと感じるかもしれません。
では、3,000円のディナーだったらどうでしょうか?
高くはない。内容によっては安いと感じるかもしれません。

そんなことを考えると、比べる対象によって高いと感じるか、安いと感じるか変わることが分かります。
当たり前ですけど。ww
違う土俵に乗せたら、3,000円だって安いと感じるかもしれません。

例えば、ランチで3,000円はちょっと高いと感じるかもしれないけれど、
そのあとお土産でちょっとしたお菓子がもえたり、アクセサリーをもらえたらどうだろう?
お得だし嬉しい!と感じてもらえるかもしれない。

責任をとるのは自分。
だから、自分の意志をちゃんとしなければいけないなと思います。
価格の高さに不安になる前に、価格以上の価値をどうやったらつけられるだろう?
そこをもっと追求して考えていきたいし、
私からアクセサリーを買いたいと言ってもらえるような人にならないといけないなと思いました。

商品やサービスが多様化して、情報もたくさんある中で、どう選んでもらうか?
価格、素材・品質・実績・知名度などだけで選ばれる時代はとっくに終わりました。
だからこそ、素材やデザインなどの価値は向上させつつも、
アクセサリーそのものの「かわいい」だとか「かっこいい」という価値や、
わくわくする気持ちやうれしい気持ちになれるという価値を伝えていくことも大切だと思っています。

信念やビジョンだったり、写真であったり、ホームページのデザインであったり、
ラッピングであったり、着ている洋服のセンスだったり、立ち振る舞いだったり仕草だったり、
日常のライフスタイルであったり、サービスやおもてなしだったり・・・

やりたいことがたくさんって、何から手を出したらいいのか分かりませんが、とりあえずこのまま妄想し続けます。ww
あー もっと楽しいアイディアが浮かぶ人になりたい。(^^;)


erica